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着物はなぜ高いのか?

着物はなぜ高いのか?

着物はなぜ洋服と比べると高いのでしょうか?

もちろん手間のかかる終わりの見えないような地道な作業を要する着物もございます。
そういった作るのに手間のかかる着物は賃金自体が高いので価格自体も跳ね上がってしまいます。

しかし、全体的な価格の指標があまりにも高いです。
なぜ着物が高いのかをこのページで紹介していきます。

着物の流通経路

まずは着物の流通経路が価格を跳ねあげてしまっています。昔ほどではありませんが、問屋(商社)をメーカーとお客様の間に挟むことで少しずつ価格が高騰してしまいます。

洋服やその他の製品は
今でこそ、インターネットが普及し、メーカーと直接的にやり取りがある程度出来るようになりました。
(メーカーがwebサイトやECサイトを立ち上げ、お客様と直接やり取りをする事が出来るようになりました。)

しかし着物の業界はまだ昔の風習が残っているように感じます。
まだまだweb やECサイトからの着物購入者は少ないので、小売業者に商品を委託し販売してもらう風習があります。

このwebやECサイトでの販売が見込めない状態が続き、着物は一向に安くならない傾向があります。
(webやECサイトで売れない為、小売業を通した販売金額しか提示できない。
※例えば、小売業者に委託している商品をwebやECサイトで小売業者の粗利を抜いて販売すると、小売業との取引が継続しにくくなる。その為、webやECサイトを通しての販売がそもそも難しい。)

そんな状態でも比較的安めの着物を提供している企業様も増えてきています。特に、アンティークの中古着物の市場は大きくなっているようです。

委託販売

着物は昔ほど売れなくなりました。
昔は『嫁入り道具に娘に一式揃える』なんて風習もありました。が、今はその風習を大切にされている方は少なくなりました。

その為、販売側としても着物は売りにくい環境になり、着物の在庫を抱えれば抱えるほど会社はマイナスになっていきます。

そこで今主流となっているのが『委託販売』です。
着物業界の委託販売は主に『商品を無料で問屋から借りている状態』が多いです。
これにより小売業者は在庫を抱える必要がなく、
『売上が上がらなくとも負債はない』状態になります。
反対に問屋は色んな小売業者に商品を貸す(回す)ことによって新しく着物を買う必要がありません。
(商品を違う小売業者に順番に貸すため、小売業者側としては目新しく感じる。)

また、このことは着物業界のメリットであり、賢いマーケティングと感じますが、
基本的に『着物はお客様寸法に仕立てるモノ』
になりますので、売れるまで使い回せるということです。(Mは在庫が少ないけどLは在庫がものすごく余っている。ということが無いので無駄な在庫を抱える必要がありません。)

この委託販売をする事によって生じることは
売値が高騰する
ということです。
例えば
『買取だと10000円』
『委託だと20000円』
という風に値段が上がります。
そのしわ寄せはもちろん消費者になります。
小売業者が『自社商品として安く売りたい。』という場合は何点かを問屋から買い取って安くで売ります。
反対に『委託で取引したい。売れたら買取の場合の◯倍支払う。』という形で委託の場合は金額が跳ね上がります。

着物屋さんで高い商品はそれなりの価値があると思いますが、恐らく委託商品である可能性が高いです。
(もちろん小売業者は自社商品か委託商品かは伝えないと思います。)

ほとんどが委託販売かどうかは分かりませんが、◯◯展的な展示会や催事の商品はその可能性が高いと思います。

需要と供給のバランスから生まれる粗利率

何度も書きますが、着物は昔ほど売れなくなりました。いわゆる『需要がない』状態です。
では着物業界(小売業者、問屋)はどうやって存続しているのでしょうか?

先程記述したように『リスクを減らす』事も1つですが、『売れた時の粗利率を上げる』(儲けを増やす)事で成り立っています。
(※もちろん薄利多売的なやり方の着物屋さんもあります。)

ファストファッションの様に、数がたくさん売れるものであれば1点に対する儲けは少なくても成り立ちます。
しかし、数の売れないものは1点に対する儲け額を増やさないと成り立ちません。

その為、着物だけでなく基本的に高額なもの(需要の少ないモノ)は粗利額が高くなります。

まとめ

以上が着物の金額が高くなる要因になります。
着物産業をうまく継続させる方法ではありますが、単純に『着物を楽しみたい、楽しんでみたい』という方は離れていくのではないかと思います。

着物業界が悪く見えるかもしれませんが、この様な方法を取っていない企業様もたくさんあります。
比較的に安い着物を販売している会社や着物屋さんは恐らく自分たちで商品を開発したり、仕立てたりしていると思います。

chuins.jpとしてオススメなのが
KIMONO姫』という雑誌に掲載されている着物屋さんは比較的安くで展開されています。
オンラインだけでなく、実店舗も構えておられる着物屋さんも多いので一度足を運んでみるのもどうでしょう。

また私達chuins.jpの様にオンラインのみで商品を展開したり、生地を洋服生地にしたりと出来る限り安く着物を展開しようと努力されている会社や着物屋さんもたくさんありますので一度検索してみてはいかがでしょうか?

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