着物ってどこで買えばお得?

着物ってどこで買えばお得?

着物を着たくても持ってないともちろん着れません。

身内の方に譲ってもらうという方法もありますがこのページでは主に買い方に焦点を当てて賢く、間違わない買い方を伝えていこうと思います。

購入する場所から

新品、中古の違い

金額や素材の違い

振袖のレンタル、購入の違い

一式セットのメリット、デメリット

を知っていただければ幸いです。

それではいきましょう。

購入する場所

着物屋さんで買うメリット、デメリット

まずは購入する場所です。その中でも店頭販売で1番ポピュラーなのが着物屋さんでしょう。

着物屋さんにも色々ありますが、サービスや商品も若干違うので詳しくは近くの着物屋さんに訪ねるのがいいでしょう。

着物屋さんで買うメリット

  • 知識ある方から購入できるから安心。
  • 着物の洗いや着付けなどのアフターフォロー有り。
  • 自分の正確な寸法を測って、ジャストサイズの着物を提供してくれる。
  • 実際に試着できるため、帯や小物合わせも出来る。

メリット面はこんなところでしょう。

特に通販で補えない点は寸法を測ってくれる点とアフターサービスでしょう。

寸法はバストやヒップ、身長などから割り出し寸法で出すのですが、手の長さを示す裄は1人で採寸することができません。なので寸法、特に裄の採寸に関しては着物屋さんならではのメリットと言えます。

またアフターサービスに関しても、着物購入時に撥水加工を施しておくと何年間かは洗い無料というサービスをつけてくれるところも多いようです。

通常1着洗いを出して5000円〜8000円程掛かる場合もありますのでこの点に関しても大きなメリットと言えるでしょう。

着物屋さんで買うデメリット

  • 金額が高い
  • 電話やDMなどの営業を受ける

この2点に尽きると思います。

購入後のサービス面は通販より着物屋さんの方が勝ると思いますが、反対に購入前の段階の着物屋さんはかなり敷居が高く見えます。

特に金額に関しては着物、帯のセットで25万〜30万は覚悟して入る必要があると思います。

通販で買うメリット、デメリット

chuins.jpのshopもこの通販にあたりますが、通販にも必ず良し悪しはあります。一見すると安く見えますがその後のことも考えた購入視点を持つ事が必要だと思います。

通販のメリット

  • 安い
  • 見やすい
  • 営業されない
  • 比較しやすい

メリット面はこんなところでしょう。

特に金銭に関する部分が大きいように感じます。格安、激安な商品も多くありますし、自由にネットサーフィンをして比較ができるので予算内で欲しい着物を得れると思います。

通販のデメリット

  • 試着が出来ない。(店舗によります)
  • 着付けのサービスがない。
  • 寸法を自分で測らないといけない。
  • 顔を見て買うことができない。

着物屋さんのメリットが通販のデメリットになります。

クーリングオフなどの消費者サービスを徹底しているところやメールや電話対応のしっかりしているところから買うのが望ましいです。

またアフターサービスはそこまで期待できませんが、洗いなどに関してはサービスが充実しているところもございますので要チェックです。

新品を買うか中古を買うか

新品を買うメリット、デメリット

まずは新しい反物から自分サイズに仕立てる新品からいきます。

新品を購入するメリット

  • 自分のオーダーメイドサイズに仕立てれる。
  • 汚れがない。
  • アフターサービスをオプションとしてつけることが出来る。

新品のメリットは寸法とアフターサービスを受けれるところでしょう。

アフターサービスを受けられる=比較的綺麗な状態をキープ出来るというところが大きなメリットだと感じます。

新品を購入するデメリット

  • 金額が高い
  • 新品、高価という部分が逆に気を遣って着にくくなる。

デメリット面はやはり良いも悪いも金額が高いというところです。

また、よく着物はタンスの肥やしと言う方も多いですが、高いという部分から大事に扱いすぎてしまい、結局着てないというケースも多く見られます。

中古を買うメリット、デメリット

中古の着物はよくリサイクル着物と言われます。

昔ながらの良さ、悪さがありますのでご確認下さい。

中古(リサイクル)着物購入のメリット

  • アンティークな柄がある。
  • 安い

メリット面として大きいのは安さではなく意外に柄です。

昔ながらのアンティークでレトロな柄を着たいという方は多くおられます。

新品でも無いことは無いのですが、独特の大正ロマン漂う雰囲気は新品からでは中々ありません。

そしてあくまでも中古(リサイクル)なので安いです。

中古(リサイクル)着物購入のデメリット

  • 汚れているケースが多い。
  • 寸法が合いにくい。

デメリット面はこの2点が大きいように感じます。

昔の絹の生地は今よりも良いケースが多いのですが、反面昔の絹は放っておくと黄ばみやすいです。

裏地の黄ばみは覚悟したほうが良いでしょう。

また寸法も昔の方は袖幅を短く仕立ててる方が多く、また小柄な方が多いです。

なので全体的に小さいというイメージを持っておくことも必要でしょう。

着物の素材や金額で選ぶ

次は着物の素材、金額についてです。

絹製品もあれば木綿製品、化学繊維系の製品もあります。もちろん生地にょって金額は前後しますので何を重視するかによって判断するかがポイントです。

高価な絹の着物のメリット、デメリット

まずは正絹と呼ばれる絹の着物のメリット、デメリットを解説していきます。

高価な絹の着物のメリット

  • 素材に艶があり光沢があるため、滑りが良く着やすい。高級感が出る。
  • 基本的には反物からの仕立てとなるため、オリジナルサイズで仕立て上がる

やはりメリットは高級感漂う、裾捌きの良い着物が買えることです。着ていて不快感は無いでしょう。

高価な絹の着物のデメリット

  • 値段が高い。
  • 保管、洗いが面倒。

この2点に尽きます。

基本的には家では洗えないため、着物屋さんやクリーニング屋さんに持っていくしか方法はないです。

また、次に紹介する絹以外の着物よりも値段ははるかに高くなります。

格安、激安な絹以外の着物のメリット、デメリット

次は絹以外の素材のかく、激安な着物です。

多くの方は着付けの練習や普段の着物として愛用される方が多いようです。

格安、激安な絹以外の着物のメリット

  • 格安、激安。
  • 保管や洗いが簡単。
  • 気兼ねなく着れる。

とにかく安いのがメリットです。

絹とは比較にならないくらい安いです。

また、お家で洗える着物も多数ありますので、何の気疲れもする事なく着用する事ができます。

格安、激安な絹以外の着物のデメリット

  • 裾捌きが悪い。(着にくい。)
  • 既製品が多いため、サイズを探すのが一苦労。
  • 光沢が少ないため高級感に欠ける。

この3点はデメリットと言えます。

特にポリエステルなどの着物は裾捌きが悪く、体に沿いにくいです。

また、S、M、Lのサイズになりますので売り切れのサイズが多いのもデメリットでしょう。

振袖(冠婚葬祭や祝い着)のレンタル

振袖や冠婚葬祭の留袖、喪服、訪問着等のレンタルは今や購入より主流と言って良いでしょう。

そのレンタルのメリット、デメリットを解説していきます。

レンタルのメリット

  • 着る回数が少ないので家に置いておく手間がない。
  • 購入に比べると安い。
  • 着付けのサービスも付いている。

とにかく、その場しのぎのお得感はでます。

また、サービスとしても洗わなくて良いし、着付けもしてくれるというところが多いので特にこだわりのない方はオススメです。

レンタルのデメリット

  • 振袖に関しては早い者勝ち。
  • 帯や小物合わせの楽しみはない。
  • 着る回数によっては極端に安いわけでもない。

レンタルのデメリットは着る着物にもよりますが、意外に安くありません。

例えば留袖や喪服なんかは家紋の事を考えれば仕立てても良いのかなと感じます。

家族構成によって購入かレンタルかは選んでも良いと思います。

着物、帯、小物の一式セットのメリット、デメリット

次はセット売りに関してです。

やはり取り揃える手間もなく安くで入手できる反面のデメリット面もありますので解説していきます。

着物、帯、小物の一式セットのメリット

  • 見繕う手間がない。
  • セット売りによって安くなっている。

この2点がメリットと感じます。

特に見繕う手間がないのは何も持っていなくても全てが揃うので着物自体に入りやすく、安くで揃うので着物初心者にはもってこいのサービスです。

着物、帯、小物の一式セットのデメリット

  • 着物、帯の単品販売がない。
  • 結局お得なのかどうかが分かりにくい。
  • 正直小物はそもそも激安。

この3点がデメリットだと思います。

特に単品販売がない=着物は気に入ったが帯はいらないという時に無駄なお金を払う事になります。

そもそも単品販売がない場合、お得なのかどうかがすごく分かりにくいです。

この辺を踏まえると賢い買い方ができると思います。

まとめ

  1. 金額
  2. デザイン
  3. 素材感
  4. サイズ
  5. 着た後の保管
  6. 着るときのサービス

この6点の優先順位をつけてください。

例えば

1.金額→2.デザイン→5.着た後の保管となる方であれば、

絹以外の着物でかつおしゃれな柄な着物を探すのがオススメです。

1.金額→2.デザイン→3.素材感となる方であれば、
中古の絹のアンティーク柄を探すのがオススメです。

こういった具合に自分にあった買い方をするのが適切だと思います。

最後に1点付け足すならば

・買った後高い金額では売れない。

今のご時世相当高くで買っていても絹製品よりも貴金属に買取業者は興味を示すので雀の涙程度の金額にしかならないので、買ったら自分でバラバラにしてリサイクルするか、身内や知人にあげるという選択肢しかないと考えたほうが良いと思います。

番外編

chuins.jpの提案する商材の意図

図々しいですが私たちの商品の事も書いておきます。

私たちが追い求める着物像とは

  • 高くなりすぎた芸術品ではない事。
  • 式事用ではない普段の着物。
  • 入りやすく馴染みやすい着物。それに付随するサービス。
  • ありそうでない着物。

まずは高くなりすぎると人間国宝の誰々が、みたいな商材になりますが、私たちの着物はそういった面影は0です。

そもそも芸術品に近くなればなるほど着物離れは進んでいくと考えています。

いわゆる目の保養にしかなりません。

なのでchuins.jpは入りやすい着物の創造(比較的安く、保管も簡単、ジャストサイズで馴染みやすい)とありそうでない柄をチョイスし、比較的シンプルに仕上げる事で帯合わせの楽しみを感じてほしいなと思っています。

そうする事によって本当の意味で馴染む着物になるんではないかと思います。

まだまだ商品は少ないですが、私たちの商品と、この『キモノノススメ』で何かを感じてくれる方、着物のある生活のスタートをお手伝いする事ができれば幸いと感じます。

chuins.jp shopはこちらから。

以上が『キモノノススメ』賢い買い方編でした。

また追記では書いていこうと思います。少し偏見な部分もありますのであくまでも参考にして頂けると幸いです。