男性 着物の着方

男性 着物の着方

男性の浴衣は夏の時期よく見かけますが、着物は少ないように感じます。

男性着物も中に長襦袢を着たり、タートルネックやシャツを合わせたりと季節によったコーディネートの着方次第でかなり遊べます。

今回は長襦袢を着ている状況からの着物の着方になります。

細い男性の方は浴衣のページや長襦袢のページの補正しているところを参考にしてから着物の着方を見始めて下さい。

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  1. 手を通さずに、着物を羽織ります。

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    着物の袖を通さない方が着方として結果的に着やすくなりますので、オススメです。

  3. 着物の袖に手を通して行きます。

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    左手を袖に手を通します。次に右手を袖に通します。特に順番に指定はありませんのでやりやすい順番で良いと思います。

  5. 着物の両袖を引っ張る。

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    着物の両袖の先を左右にピンと引っ張り伸ばして背中心(背中の縫い目)を体の真ん中にくるようにします。

    背中心が真ん中にこないと後ろから見るとカッコ悪い着方になりますので、真ん中に合わせてください。

  7. 着物の衿先の長さを合わせる。

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    左右の衿先を合わせて、左右対称になるようにします。

  9. 首と着物の襟がピッタリくっついているのを確認する。

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    この時、襟は首の後ろにピッタリくっついているくらいが理想です。
    女性の着物は襟を抜きますが、男性着物の襟は着方として抜く必要はありません。

  11. 下前(右側)の衿先を左の腰に巻きつける感じでもってきます。

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    若干斜め上に引っ張っるのがポイントです。

    下前と上前が平行すぎると着崩れを起こした際、下前がズレて裾から見えてきますのでカッコ悪いです。

    特に細い男性は気をつけて少し上に引っ張る着方をマスターして頂きたいです。

  13. 上前(左側)を合わせる。

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    上前(左側)も同じように右側の腰の位置に衿先を持ってきます。
    この時に横の縫い目がちょうど足の幅の真ん中にくるのが理想です。

    こちらも着物を若干斜め上に引っ張るのが着物や浴衣の着方のコツです。

  15. 腰紐を巻いて完成。

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    腰紐は後ろで交差させる際にしっかり締めましょう。

    腰骨の位置で結び目を作るとズレにくくなります。

    腰紐の代わりに伊達締めでも問題ありません。
    使いやすい方をお勧めします。

    完成した時に首の後ろと襟はピッタリで問題ありませんが、前の胸の部分は少しゆとりがある方が楽に着ることができます。

また、男性着物の襟の出方は好みによりますが、着ている最中に着崩れしてくる場合は襟だけ調整しましょう。

ただし細い男性の方は襟だけ調整しすぎると背中心がズレてきます。

上がってきた帯を腰骨の位置まで下げたり、見頃を中から引っ張ったりと、自分なりの着た後の補正を覚えると男性着物はカッコよく着こなすことができます。